Home2012年度駒場祭企画

    駒場祭企画は終了しました。
    たくさんの方のご来場、ありがとうございました!

    「多角的に見る現代社会」

     東京大学の2012年度の学園祭、第64回駒場祭において、私たち現代社会研究会は、日々の活動の成果を纏めたパネル展示と冊子配布を行います。

    本年度の現社研では、「多角的に見る現代社会〜安楽死と向き合う〜」と表しまして、「安楽死」をテーマに、パネル発表と解説冊子の配布を行います。

    「安楽死」は、医療技術と人権感覚の双方が発達した現代社会において、近年大きな議論を呼んでいる重大なテーマです。 特に、高度に医療の発達した現代の日本に生きる私たちとって、この問題に直面する可能性は、従来に比べて非常に高くなっているといえるでしょう。 現に、現代に生きる多くの人々が、現代医学で持ってしても治療できない病に苦しんでいるという現状があります。 私達の知り合いが、親類が、あるいは私達自身が、現代医学を持ってしても治療できない病気にかかった時に、私たちはどのような選択ができるのでしょうか?

    「安楽死」には、医療や人権、法律、宗教、あるいは文化、死生観などの多様な視点から、多角的に評価、検討する必要があります。 そのため、日本だけではなく国際的にも、議論の余地が多きいテーマであり、今もってしても、安楽死についての明確で統一的な指針はできていません。 根源を詰めれば、「人は何を持って『死』を迎えるのか」、「生きているとは、何であるのか」といった、哲学的な問に行き着く問題でもあります。 このように、明確な答えのないテーマではありますが、同時に、いつ私たちの生活に直面してもおかしくない問題でもあります。 現代社会に生きる私達は、真剣に考えなければならないテーマには違いありません。

    私たち現社研では、本年度の駒場祭にて、日ごろの研究活動の成果をパネル形式で発表致します。 また、パネルだけではお伝えできない、より詳細な活動成果を、冊子の形式で配布いたします。 会員それぞれが、法律や哲学、人文学、生命科学などの多様な独自の立場から多角的に問題を検討し、現代社会特有の問題である「安楽死」を複合的に捉えます。

    会場では、各会員が作成したパネルを掲示いたします。また、会員の者による簡単な解説もする予定です。
    (解説をご希望の方は、会場におります会員のものにその旨お伝え下さい。時間帯によっては、担当の者が不在で、解説できない可能性があります。ご了承ください)

    ご来場いただいた方には、現社研の活動内容と共に、パネル発表の内容をより詳細に記した簡単な解説冊子を配布させていただく予定です。 こちらは十分な数を用意いたしますが、品切れの際はご容赦ください。

    皆様のご来場を、会員一同、お待ちしております。

    東京大学 第63回駒場祭公式ホームページ

    パンフレット原稿

    『現代社会に生きる』とは如何なる事なのか。人生の終着点『死』に関わる現代社会特有の『安楽死』について多角的に考える。

    展示パネル:細目

    “生”から見つめる安楽死
      ――「生きたい」と「死にたい」の対話

    「自己」とは何か?
      ――自己決定権に関する思想史的考察

    安楽死問題の法的考察
      ――日本における法的論点と法制化の動向

    死とは人生の「終焉」なのか?
      ――安楽死に対する諸外国の様々なスタンスとその根底の考え方

    生命倫理の大変革
      〜安楽死の衝撃〜

    外国法に見る安楽死
      ―比較法的観点からの考察―

    ビラ

    ビラ(表面)(PDF)

    ビラ(裏面)(PDF)

    立て看板の画像

    立て看板 (PDF)

    時間

    駒場祭開催中は、終日開場しております。

    11月23日(金・祝) 9:00〜18:00
    11月24日(土) 9:00〜18:00
    11月25日(日) 9:00〜17:00 

    アクセス

    「東京大学 駒場キャンパス 1号館 150教室」

    当日正門付近で配布される駒場祭パンフレットの方に、企画の時間や場所の詳細が載っておりますので、そちらの方もご参考にお越しください。

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