Home2013年度新歓講演会A

    『安楽死×脳死・臓器移植─死の自己決定権を考える』

    講師:市野川容孝氏(東京大学教授)

    2013年度の新入生歓迎公開学習会として、「新歓トークイベント」を行います。

    今年度は、新刊トークイベント第二弾『安楽死×脳死・臓器移植─死の自己決定権を考える』と題しましで、東京大学大学教授である市野川容孝氏をお招きし、安楽死や臓器移植をめぐる「死の自己決定権」についてご講演いただく事になりました。

    平成22年7月17日の臓器移植法改正に伴い、本人の臓器提供の意思が不明な場合も、家族の承諾があれば臓器提供できるようになり、これに伴い15歳未満の脳死患者からの方からの臓器提供も可能になりました。 この法律改正によって多くの子供を含む臓器移植待機患者に回復の光が差し込むようになった一方で、未だに脳死をめぐる法律的、あるいは生命的な議論が続いています。 脳死患者の家族の心情、臓器移植待機患者の心情等も考えると、線引きを行うことが非常に難しい問題です。 一方、安楽死に関しては、日本ではまだ法律で認められてはいませんが、これを認めるような議論もあります。
    この高度に医療が発達し人々の寿命が長くなった現代社会において、脳死は誰の身にも降りかかる可能性があり、また、近しい周りの友人や親族がいつ脳死と判定されるような事態になる可能性があります。 脳死と判断されたとき、私たちはどうするのか、現代医学で治らない病気に罹ってしまったとき、私たちは何ができるのか。
    現代において、脳死や安楽死の問題は決して遠い存在ではありません。

    講師紹介

    ●市野川容孝氏
    東京大学文学部卒業後、同大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。
    明治学院大学社会学部講師を経て、1998年より東京大学大学院総合文化研究科助教授、2007年准教授、2009年教授。 専門は医療社会学、生命倫理学。

    ビラ原稿

    coming soon...

    ビラ原稿

    医学の進歩に伴い、従来は生じえなかった医療にまつわる様々な課題が浮上しています。「死の自己決定権を認めるべきか」、「人の死をどう捉えるべきか」。誰もがいずれ直面する、根源的な生命への問いについて、東京大学教授の市野川氏と共に考えます。

    ビラ画像(PDF)

    立て看板の画像(PDF)

    時間

    4/19(金)18:30〜20:30を予定を予定しております。

    アクセス

    東京大学 駒場キャンパス 5号館514教室
    地図 (東大HP)

    ビラや立て看板の案内もご覧の上、お越しください。

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